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第37回 アサゲ・ニホンバシ


2015年5月8日(金)

7:45~8:45 (受付開始7:30)

マエヒャク(前の100年):

株式会社海老屋美術店・九代目当主 三宅正洋 氏

古美術商の仕事 修業時代から現在、これからについて

創業は延宝元年(1673)京都にてのことでございました。当時より御所の御用職に携わっており、明治維新の際、天皇陛下の上京に従って、現在の地日本橋室町に移り新たに店を構えました。古美術は、「定価」の無い世界、その価格で買いたいと思ってもらうには、お客様にまず、店主そのものを信頼して頂く必要がございます。大阪修行時代は、まさに「人間力」を鍛えたといえますでしょう。また、古美術商の仕事とは、日本が築き培ってきた価値を、次の世代に橋渡しをしていくものだと考えています。涙あり笑いありの修行時代、日本橋に戻ってきて九代目当主としての仕事に懸ける思いについて、当日はお話致します。

【プロフィール】

1962年生まれ。日本橋室町の店舗兼住居にて生まれ育つ。大学卒業後に美術商としての修行をスタート。大阪北浜の岡田集雅堂にて住込みで働く中で、美術品の目利きだけでなく、お客様への接し方、商売へのスタンスまでみっちり叩き込まれた。29歳のときに、帰京し現在に至る。月の半分は、美術品の仕入れに各地を飛び回る。

アトヒャク(後の100年):

邦楽囃子方 望月太三郎氏

邦楽の道を志すまで

邦楽を生業とする家に生まれ、小さいころから邦楽演奏者や役者に囲まれて育ちました。邦楽とは、和楽器のこと。囃子方(はやしかた)とは、笛・打楽器・人声(かけ声など)の演奏者のことです。邦楽は身近なものでありながらも、最初から、その道を志していた訳ではありません。ロックミュージックが大好きで、学生時代からバンドを結成し、プロデビューも果たしました。洋楽と邦楽は、同じ音楽といえども異なるものです。紆余曲折を経るなかで、邦楽の本質に気付き、邦楽の道に戻ってきました。今では歌舞伎の舞台に出る傍ら、邦楽普及の活動として、カフェや学校などさまざまな場所で演奏しています。

【プロフィール】

1967年東京湯島に生まれる。祖父は田中流囃子方田中傳一郎。小学生の頃より 四世望月朴清氏に師事。高校卒業後は東京芸術大学邦楽科に入学。大学卒業後は、囃子方として毎月の全国の歌舞伎公演に参加。1997年のフランス歌舞伎公演、2009年のモナコ歌舞伎公演など、天覧歌舞伎など 国内外の歌舞伎公演を中心に活動。また歌舞伎公演以外にも 現代邦楽の舞台やロック ポップスなどのレコーディングにも数多く参加している。また全国の日本舞踊公演や演奏会など出演多数。現在は田中社中の一員として全国の歌舞伎公演に参加し、さらに小、中学校への邦楽の普及活動も積極的に行っている。

【朝餉】

今回の朝餉は「日本橋バール ラヂマル TOKYO」提供の「ラヂマル風 牛すじとバケットのトマト煮込み」です。美味しいと評判のバケットにトロトロに煮込んだ国産牛すじをかけてお召し上がりいただきます。バケットに濃すぎず食べやすい味の牛すじトマト煮込みが程よくしみ込んだ朝餉です。

日本橋バール ラヂマル TOKYO

日本橋大伝馬町13-1

TEL:03-6661-1129

ランチ:11時〜15時

ディナー:17時〜23時

https://www.facebook.com/radimaru/info


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